ティム!GOOD DAY TO DIE !

昔からよく刺青をいれたいという相談を受ける。
なぜに?俺は一生懸命に隠しているのに見えてるのか?
たしか18でバイクで首都高のフェンスに突っ込んでから、なにかを刺青をいれなきゃっていう気持ちが湧いたのを覚えてる。それまでは刺青?そんなの関係ねぇよ(ふるいな)、だから何?上等だよ、っていう感じだったのに。左手が上がらなくなって、今までのセンサーのような腕の感覚がなくなったのがすごく怖かったんだといまになって思う。なにかで補わなければと。まぁ、その当時は遊びの年上の友達が腕なんかにTATOOを入れていたから身近にあったといえばそんな環境だった。んで、桜木町の彫?(忘れた)ところでワンポイントをいれたな。そん時の気持ちや憧れなんかを文字にして。そこから苦悩?の道が始まるんだが。(和彫は大変、笑)

そんなこんなな思い出が色々とある中で、当時よく行ってた美容師の若い子(ティム)が入れたいと言ってきた。「もう彫師も見つけたんですよ」って、「そうなんだ?でも色々と面倒だぞ〜、場所とか考えた方がいいな〜」とか言って、そんな会話をしてた。

しばらくして、ティムに「どうなったの?」って聞いたら、シャツを脱いだ背中にデカデカと入ってた!「えっ?何て書いてあるの?」って追いかけるように聞くと

「TODAY IS A VERY GOOD DAY TO  DIEっス!!」

満面の笑みで、今日は死ぬのに良い日って意味でインディアンの言葉です。といつもおしゃれな子だったから、以外でビックリした。人間の内面は外見からはわからないな、そういう強い言葉を入れるだけの意志があったんだなって思った。写真を撮ったら、いい顔になっているしね。

そう、最近はファッションで入れない方がいいよ、気持ちで入れた方がいいよって答えるようにしている(笑

 

ティム/2008

 

2019.5.5 こどもの日

アイスがまだ上手に食べられないって、シャツにこぼしたら、ママに怒られるって、笑いながら食べている。

「生きているということ いま生きているということ」

という詩を思い出した。

Itsuki /2019.4