奈良原一高のスペインー約束の地  世田谷美術館

世田谷美術館で開催されている「奈良原一高のスペイン」に最終日に見に行く。奈良原一高というカメラマンのことは名前は知っているが、経歴やどんな写真を撮っているのかは知らなかった。モノクロの旅の写真。若い頃から写真に従事して30歳でスペインを旅する。学生の頃からスペイン等に惹かれて研究をしていたとのこと。写真表現は古典なのかブレッソンみたいで、丁寧に旅先の情景を切り取っているのがよくわかる。彼にはスペイン人の気質がよく合うんだろうな。旅をしているとそういう土地に住む人とのマッチングって大事だし、よく撮れたんだろう。まぁ、モノクロの外人はわかりやすくよく映るな。闘牛の躍動感も良かった。俺もシベリアの旅をなんとか再開したいとずっと思っているので、この展示はひとつの参考になった。(エロがないけど、笑)と、デザイナーの勝井三雄という人が映画的表現方法(スローモーション、モンタージュ、観音開き)を用いて、写真集の模索をしていた展示がすごく良かった。ドキドキ度があった。これは暴走族にも使える(笑